PayPayの支払いにクレジットカードを設定する方法
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スマホ決済の中でも加盟店数が圧倒的に多いPayPay(ペイペイ)。
使い始めたいという気持ちはあるものの、
「どんなクレジットカードなら登録できるの?
「どうやってPayPayにクレジットカードを登録するの?」
という疑問があり、なかなか使い始められないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、PayPayに登録できるクレジットカードとその設定方法について、画像と共に解説しています。
- PayPayの具体的な支払い方法
- PayPayでクレジットカードを使うメリット・デメリット
についても触れていますので、ぜひご覧ください。
目次
PayPayに登録できるクレジットカード
PayPayの支払い元に登録できるクレジットカードは、以下の条件に当てはまるものに限られます。
PayPayに登録可能なクレジットカード |
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対応国際ブランドはVISA/Mastercardのみ!JCBブランドはヤフーカードのみ!
JCBブランドのカードは「ヤフーカード」のみ対応しています。
その他カード会社が発行したJCBブランドのカードは登録できないので、注意してください。
PayPayに登録できるカード枚数は3枚まで
PayPayに登録できるカードの枚数は、公式では明記されていません。
しかし、筆者が手持ちのクレジットカード・デビットカードで試してみたところ、登録できたのは3枚まででした。
4枚目では、以下の画像のようにエラーが出てしまいます。
複数のカードをPayPay内で使い分けたいという方は、3枚が上限の可能性であることを把握しておきましょう。
本人認証サービス未設定のクレジットカードは限度額が月5000円
PayPayは対応ブランドのカードであれば、本人認証サービス(3Dセキュア)の有無に関わらずクレジットカードを登録可能です。
しかし、
- 本人認証サービス(3Dセキュア)を導入していないカード
- 本人認証サービス(3Dセキュア)が導入されているが、まだ設定していないカード
上記に当てはまる場合、1か月あたりの利用上限額は5000円に制限されます。
PayPayの利用上限額は支払い元や本人認証サービス(3Dセキュア)の有無によって大きく異なるので、利用前にしっかり確認してください。
以下は「支払い方法」と「利用上限額」をそれぞれまとめた表です。
(利用上限額) | クレジットカード | PayPay残高 | |
---|---|---|---|
本人認証済み | 本人認証未設定 | ||
過去24時間 | 2万円 (青バッジ付き:25万円) |
5000円 | 50万円 |
過去30日間 | 5万円 (青バッジ付き:25万円 |
5000円 | 200万円 |
本人認証済みアカウントはクレカ払いの上限アップ
PayPayのアカウント名の横に「青いバッジ」が付いていると、本人認証済みのクレジットカード払い上限額が上がります。
しかし、この「青いバッジ」の適用条件は公式サイトなどで公開されていません。
ネット上の推測では、以下の事柄がバッジ適用の条件ではないかとされています。
- 本人認証済みクレジットカードの登録
- 銀行口座の登録
- Yahoo!マネーなどYahoo!関連サービスとの連携
- PayPayの利用頻度・利用金額
- PayPay残高へのチャージ金額
ちなみに筆者は
- 本人認証済みクレジットカードを3枚登録
- 銀行口座の登録
- Yahoo!IDとの連携
- 月1〜2回ほど決済
以上の3つをPayPayで実行したところ「青いバッジ」が適用されていました。ちなみに、適用については事前通知などはありません。
このことから、本人確認できるサービスの登録に加えて、ある程度のPayPay利用実績を合わせて判断されるのではないかと考えられます。
本人認証サービス(3Dセキュア)とは?
PayPayの利用上限額に関わる「本人認証サービス(3Dセキュア)」について、簡単にご紹介します。
「本人認証サービス(3Dセキュア)」とは? →インターネット上のクレジットカード決済をより一層安全にするために、各クレジットカード会社が推奨しているセキュリティサービスの名称。 |
本人認証サービス(3Dセキュア)を導入しているクレジットカード会社は【VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress(AMEX)】の計4社です。
今までインターネット上のクレジットカード決済は、クレジットカードさえ手元にあれば本人以外でも簡単に決済できてしまう仕組みでした。
決済に必要な情報(カード番号、名義人、セキュリティコード)は、全てクレジットカードに記載されているからです。
しかし本人認証サービス(3Dセキュア)に登録すると、決済時にカード情報に加え、別途以下のような認証が要求されます。
本人認証サービス(3Dセキュア)で利用される認証方法 |
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このようなサービスのおかげで、クレジットカード情報が漏洩・盗用された場合でも「なりすまし」による不正利用を未然に防ぐことができるんです。
PayPayのクレジットカード設定方法(登録・削除)
では、PayPayにクレジットカードを登録する方法・登録を削除する方法を、画像と共に説明していきます。
クレジットカード登録方法
まずは、PayPay公式サイトで紹介されている手順です。
- 1.アプリ起動時のホーム画面から「その他」を選択
- 2.「管理」カテゴリ内にある「カード追加」を選択
- 3.スマートフォンのカメラでカードを読み取る、もしくはカード番号を直接手入力する
- 4.カード情報に間違いがないかを確認し「追加する」を選択→登録完了!
一方「アカウント」画面からも、カード情報の追加が可能です。
- 1.アプリ起動後、画面右下の「アカウント」タブを選択
- 2.アカウント名の下にある「支払い方法の管理」を選択
- 3.「クレジットカードを追加」を選択(以後、先ほどの1〜4と同じ手順)
(2020年12月現在:PayPay公式アプリ ver2.53.0)
Yahoo!ウォレットからカード情報をインポートする
Yahoo!ウォレットにクレジットカードを登録している方は、そこからクレジットカード情報をインポートできます。
以下、簡単なインポート方法です。
- アカウントタブの「設定」カテゴリ内→「外部サービス連携」を選択
- 「Yahoo!JAPAN ID」と連携させる
- 連携後「支払い方法の管理」から「Yahoo!ウォレットからインポート」を選択
- インポートしたいカードのセキュリティコードを入力して「認証する」を選択インポート完了!
Yahoo!ウォレットからインポートする場合、登録のために必要なのはセキュリティコードの入力だけなのでとても簡単です。
登録クレジットカードの削除方法
登録クレジットカード情報の削除も、アプリ内から簡単に行えます。
- 1.アプリ起動後、画面右下の「アカウント」タブを選択
- 2.アカウント名の下にある「支払い方法の管理」を選択
- 3.画面上部に表示されている登録済みの支払い方法をスライドさせて、削除したいカードを選択
- 4.カード右上の「…」を選択
- 5.選択肢が出るので「削除する」を選択
- 6.確認が表示されるので、再度「削除する」を選択→削除完了
選択肢の画面で「無効にする」を選択した場合、カード情報はアプリ内に残りますが、決済に使用できなくなります。
無効・有効の設定は、カード右下のマークからも変更可能です。
【PayPay】支払い方法は「クレジットカード」or「PayPay残高」
PayPayの支払い方法には、登録したクレジットカードを使う「クレジットカード払い」と事前にチャージした残高を使う「PayPay残高払い」があります。
支払い方法の設定は以下のように変更可能です。
PayPayの支払い方法を変更する
- 1.アプリ起動後、画面中央の「支払う」を選択
- 2.表示されるバーコード・QRコードの下にある部分を選択
- 3.登録済みの支払い方法から選択して変更
- A.PayPay残高のチャージ
- B.カード本人認証
- C.支払い方法の追加
A〜Cの操作も「支払い方法の選択」画面から行えます。
PayPay残高のチャージ方法は銀行口座、ヤフーカード、セブン銀行ATMなど。
詳しいチャージ方法や利用条件などは公式サイトを参考にしてください。
PayPayでクレジットカードを使う3つのメリット
PayPayでクレジットカードを使うメリットは、以下の3点です。
- チャージが不要
- カードを持ち歩く必要がない
- 加盟店が多い・個人経営店でも使える
「チャージなしで使える」「カードの持ち歩きが不要」というメリットは、他社スマホ決済にも共通しています。
ここでは「加盟店が多い・個人経営店でも使える」というメリットについて、詳しく見ていきましょう。
PayPayは加盟店数No.1!個人経営店にも数多く対応
PayPayはスマホ決済の中でも群を抜いて加盟店が多く、その数は約260万店以上。(2020年12月現在)
加えて個人経営店や中小企業でのPayPay導入率は、他社決済やクレジットカードと比較してもかなり高くなっています。
これは、株式会社デザインワン・ジャパン運営の「エキテン総研」が行なった調査でも明らかになっている事実です。
クレジットカード以上に使えるお店が多いというのは、今の「キャッシュレス社会」において大きなメリットではないでしょうか?
PayPayでクレジットカードを使う3つの注意点
一方で、PayPayでクレジットカードを使うときは以下の3点に注意しなければなりません。
- PayPayステップでポイント還元されない
- PayPayキャンペーンの対象外になるケースがほとんど
- 本人認証未設定だと限度額が5000円
他社クレカは還元率0%
PayPayの還元サービス「PayPay STEP」は、対象となる支払いが以下の3つに限られています。
PayPayの還元「PayPay STEP」対象の支払い |
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「PayPay残高」にチャージできるクレジットカードはヤフーカードのみ。
「PayPayあと払い」は現金チャージした「PayPayマネー」でしか返済できません。
つまり、ヤフーカード以外をPayPayで使用した場合、PayPayからのポイント還元は受けられないということです。
PayPayキャンペーンの対象外
PayPayでは「ペイペイジャンボ」や「超PayPay祭り」など、お得なキャンペーンが定期的に開催されます。
しかし、これらのキャンペーンの対象は「PayPay残高」もしくは「ヤフーカード」であることがほとんどです。
例として、2020年12月から開催される「ペイペイジャンボ」もPayPay残高以外の決済はキャンペーン対象外になっています。
PayPayのキャンペーンに参加したい場合は、PayPay残高またはヤフーカードが必要だということを覚えておきましょう。
本人認証未設定カードは上限額5000円
すでに「登録できるクレジットカード」の部分でご説明したように、本人認証を設定していないカードは1か月の利用上限額が5000円に制限されます。
PayPayをメイン決済にしたいという場合は「本人認証サービス(3Dセキュア)」に対応しているカードを用意しなければいけません。
PayPayに登録するならヤフーカードがおすすめ
上記にご紹介したメリット・注意点を踏まえて、PayPayの登録におすすめするクレジットカードは「ヤフーカード」です。
ヤフーカードは「PayPay STEP」の対象であり、PayPayで開催されるほとんどのキャンペーンの対象にもなります。
また、ヤフーカード決済がキャンペーン対象外の場合でも、ヤフーカードでPayPay残高にチャージして使用すればキャンペーンの対象。
「PayPayをお得に使いたい!」「PayPayで得をしたい!」という方は、ぜひヤフーカードをご検討ください。
まとめ
この記事では「PayPayの支払いにクレジットカードを設定する方法」に加え、
- クレジットカード以外の支払い方法
- 支払い元の変更方法
- PayPayでクレジットカードを使うメリット・デメリット
などを解説してきました。
ヤフーカード以外のクレジットカードで決済した場合、PayPayのポイント還元はありません。
しかし、中小企業や個人経営店を含めると、クレジットカード以上に導入店舗が多いというのがPayPay最大のメリットです。
「どこでも使えるキャッシュレス決済」という意味では、クレジットカードと肩を並べるほど普及しています。
導入しておいて損のないスマホ決済なので、ぜひこの記事を参考に、PayPayをいつでも使える状態にしておきましょう!
この記事のライター:満畑ペチカ/Webライター
満畑ペチカ/Webライター
Webライター
楽天経済圏を中心に、無理せずおトクになる生活を心がけるフリーWebライター。外食費はほとんど楽天ポイントでまかなっています!おトクな情報を、丁寧にわかりやすくお伝えして行きます。株式会社オモチライター。