「カードを鍛える」という言葉を聞いたことがあるでしようか。
クレジットカードやポイントカードは「この金額まで使えば、使うほどにお得になる」という一定の利用額ラインがあります。
ここで、お得な特典をもらえる利用額に届かせる為に「カード払いを続ける」ことを「カードを鍛える」と言います。筋トレみたいですね。
この利用額ラインは、月に数万円という単位もあれば、年に100万という単位もあります。
そして、この利用額ラインこそが、どのカードをメインの支払いに使っていくかの決定基準にもなります。
このまとめを見て、自分の利用するカード選びを見直してみましょう。
目次
- 1 クレカ・ポイントカードのお得なボーナスポイントの基準まとめ
- 1.1 1.エポスゴールドカード:年間利用金額100万円でボーナスポイント
- 1.2 2.セブンカード・プラス:年間利用金額100万円でnanacoのボーナスポイント
- 1.3 3.dカード GOLD:ドコモケータイ・ドコモ光の年間利用金額108,000円を超えるか
- 1.4 4.Tポントカード:月間利用金額15,000円でファミランクはゴールド
- 1.5 5.楽天ポイント:半年で楽天カード利用額40万円相当でダイヤモンドランク
- 1.6 6.WAON POINT:電子マネーWAONを月間500円利用ごとに1WAON POINTボーナス
- 1.7 7.年会費無料になる利用額の基準は高いけれどポイント還元率が最大級のカード
- 1.8 8.年に1回使えば年会費無料になる「サブカード」候補
- 1.9 9.気になる共通ポイントのボーナス「Pontaポイント」はボーナスランクなし
クレカ・ポイントカードのお得なボーナスポイントの基準まとめ
一定の利用額を達成するとボーナスがもらえる主なカード・ポイントをまとめると以下になります。
- エポスゴールドカード:年間利用額100万円で10,000ポイントボーナス
- セブンカード・プラス:年間利用金額100万円でnanacoのボーナスポイント
- dカード GOLD:ドコモケータイ・ドコモ光の年間利用金額108,000円を超えるか?
- Tポントカード:月間利用金額15,000円でファミランクはゴールド
- 楽天ポイント:半年で楽天カード利用額40万円相当でダイヤモンドランク
- WAON POINT:電子マネーWAONを月間500円利用ごとに1WAON POINTボーナス
また、番外編として、かなりエッジの利いたカードもご紹介します。
- 年間利用額の基準は高いけれどポイント還元率が最大級のカード
- 年に1回使えば年会費無料になる「サブカード」候補
詳しい利用方法や、「こんなライフスタイルの人は、このカードを○円使ってボーナスポイントをゲットすべき」という点をまとめましたので、自分の支払い方法を見直してみてくださいね。
1.エポスゴールドカード:年間利用金額100万円でボーナスポイント

引用:https://www.eposcard.co.jp/goldcard/main.html
エポスゴールドカードは年会費5,000円のクレジットカードですが、エポスの通常カードを年間20〜50万円利用していると(カードを鍛えていると)年会費無料でゴールドカードを利用できるインビテーションが届きます。
通常のポイント還元率は0.5%なのですが、利用額100万円の時にもらえるボーナスポイント「10,000エポスポイント」で一気に還元率は1.5%相当になります。
クレジットカードのポイント還元率の最高水準で「リクルートカードのポイント還元率1.2%」や「REXカードのポイント還元率1.25%」です。1.5%相当というのがいかに破格かが分かります。
ただ、年間100万円を利用するほど「カードを鍛え」なければ意味がありません。家賃や携帯電話料金など、年間100万円分の支払いを工夫してエポスカード支払いに集中させる必要があります。
エポスカード公式サイトはこちらから。
エポス公式サイトへ
・エポスゴールドカードのボーナスポイント
利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
100万円/年 | 10,000ポイント(10,000円相当) |
2.セブンカード・プラス:年間利用金額100万円でnanacoのボーナスポイント

引用:https://www.7card.co.jp
セブンイレブンアプリのリニューアル・「バッジ」ランクのリリース・「セブンマイル」のリリースでお得になるチャンスが増えているセブンイレブン。
同グループ会社が発行するセブンカード・プラスは利用額によってnanacoポイントのボーナスがもらえるクレジットカードです。
セブンカード・プラスは以下の店舗での利用はポイント還元率1.5%と高い還元率です。
- セブンイレブン
- デニーズ
- イトーヨーカドー、ヨークマート
他にも、SOGO、Ario、7net shoppingの利用では1.0%のポイント還元率です。
他の店舗ではポイント還元率0.5%と一般的なポイント還元率です。
セブンカード・プラスはイトーヨーカドー・ヨークマートでの年間利用額が100万円利用で3,000 nanacoポイント・150万円利用で10,000 nanacoポイントがボーナスでもらえます。
還元率は3,000ポイントで0.3%相当、10,000ポイントで0.6%相当になります。
通常ポイント還元率で考えると「100万円利用で0.5% + 0.3% = 0.8%」、「150万円利用で0.5% + 0.6% = 1.1%」となります。
イトーヨーカドー・ヨークマートの利用だけで年間利用額を達成できれば、ポイント還元率は「100万円利用で1.5% + 0.3% = 1.8%」、「150万円利用で1.5% + 0.6% = 2.1%」とかなり高い還元率になります。
「イトーヨーカドーの年間利用額をどれだけ鍛えられるか」が勝負のポイントです。まずは普段の買い物金額を月単位で計算してみましょう。
利用金額のカウントは、4月から翌年3月までの積算額となりますのでボーナスポイントを狙うのであれば早めに発行をしておきましょう。
セブンカード・プラス公式サイトはこちらから。
公式サイトへ
・セブンカード・プラスのボーナスポイント:対象店(イトーヨーカドー、ヨークマート)
利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
50,000円/年 | クレジットカード年会費500円(税込)が無料。初年度は無条件で無料。 |
100万円/年 | 3,000 nanacoポイント(3,000円相当) |
150万円/年 | 10,000 nanacoポイント(10,000円相当) |
3.dカード GOLD:ドコモケータイ・ドコモ光の年間利用金額108,000円を超えるか

引用:http://d-card.jp/
dカード GOLDは年会費10,800円(税込)ながら、毎月のドコモケータイ・ドコモ光の支払い額に対してポイント還元率が10%です。(「dカード GOLD特典」としてのポイント進呈(9%)と、dポイントクラブ会員を対象としたポイント進呈(1%)の合計となります)
つまり、月に9,000円(税抜)以上のドコモ携帯料金を支払っている方は、実質、dカード GOLDを無料で保持できます。
気になるポイント還元率は、通常はポイント還元率1.0%なのですが、その特約店の広がり具合が注目のクレジットカードです。
特約店は、dカード・dカード GOLDのカード払いをするとポイント還元率がアップするお店です。
人気の高いお店をピックアップしてご紹介します。
- マツモトキヨシ:合計還元率3.0%
- LAWSON:5%相当(dポイント2.0%還元と3.0%割引)
- ENEOS:合計還元率2.0%
- スターバックスカードへのチャージ:100円で4ポイント・ポイント還元率4.0%
- ドトールバリューカードへのチャージ:100円で4ポイント・ポイント還元率4.0%
これでも特約店としてご紹介したのは一部です。2.0〜5.0%還元と非常に高い数字です。
カラオケのBIG ECHOやJAL、高島屋、JTBなど、普段の暮らしが一通りカバーできるようなお店のラインナップです。
dカード特約店でdカード払いでどれだけ支払いを集中できるか考えてみましょう。
支出を集中させるメインカードとして利用するとどれぐらいの還元率があるか、支出を無理なく集中させられるか、この2点がメインカード選びのポイントです。
dカード GOLD公式サイトはこちらから。
公式サイトへ
・dカード GOLDのポイント
利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
10,800円(税込)/年 | ドコモケータイ・ドコモ光の利用額はポイント還元率10%。年間108,000円の利用があれば年会費以上にお得に。(「dカード GOLD特典」としてのポイント進呈(9%)と、dポイントクラブ会員を対象としたポイント進呈(1%)の合計となります) |
4.Tポントカード:月間利用金額15,000円でファミランクはゴールド

引用:http://tsite.jp/
Tポイントには、ファミリーマートでの利用によってファミリーマートでのポイント還元率が変動する「ファミランク」があります。
これまで紹介したクレジットカードとは異なり、ポイントカードの提示でランクアップしていきますので、カード払い以外の支払い方法でもあてはまる基準です。
1日から月末までの利用に対して、翌月5日から翌々月4日までのポイント還元率に紐付きます。
月間15,000円を利用すれば、200円利用につき3ポイント還元・ポイント還元率1.5%相当になります。
1日500円はコンビニで使っている人は、ファミリーマートに利用を集中させるとポイント還元率は1.5%と高くなります。(Tポイントカードに合わせてクレジットカード払いをすれば更にポイント還元率は高くなりますね)
・Tポイントカード「ファミランク」
ランク | ポイント還元率 |
---|---|
ブロンズ(1ヶ月4,999円以下の利用) | 200円につき1ポイント(還元率0.5%) |
シルバー(1ヶ月5,000〜14,999円の利用) | 200円につき2ポイント(還元率1.0%) |
ゴールド(1ヶ月15,000円以上の利用) | 200円につき3ポイント(還元率1.5%) |
5.楽天ポイント:半年で楽天カード利用額40万円相当でダイヤモンドランク

引用:https://image.card.jp.rakuten-static.com/
楽天ポイントは会員ランク制となります。
利用額によってランクが決まるのではなく、獲得ポイント量・獲得回数でランクが決まります。
より利用頻度の高い人がボーナスポイントを得られる仕組みです。
最高ランクのダイヤモンドランクに到達するには楽天カードの保有が必要です。
楽天カードは基本のポイント還元率が1.0%ですので、ダイヤモンドランクを狙うのであれば40万円相当の利用額が必要なのですが、楽天ポイントは非常に高い頻度で倍増キャンペーンを実施していますので4,000ポイントは20万円程度の利用でたどり着けると想定されます。
楽天サービスを利用していけば、実質的には平均ポイント還元率2.0%程度を実現できるはずです。
楽天カード公式サイトはこちらから。
公式サイト
・楽天ポイントのランク特典
ランク | 特典 |
---|---|
シルバー(6ヶ月で200ポイント以上、かつ2回以上ポイントを獲得) | 誕生日ポイント100ポイント |
ゴールド(6ヶ月で700ポイント以上、かつ7回以上ポイントを獲得) | 誕生日ポイント300ポイント |
プラチナ(6ヶ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得) | 誕生日ポイント500ポイント、特別優待 |
ダイヤモンド(6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カード保有) | 誕生日ポイント700ポイント、特別優待、楽天グループのクーポン、1年キープで豪華特典 |
6.WAON POINT:電子マネーWAONを月間500円利用ごとに1WAON POINTボーナス

引用:http://www.aeon.co.jp/common/images/card/
WAONは、電子マネーWAONの利用でポイントがもらえます。
ボーナスポイントとしては1番ハードルの低いのがWAONです。月に500円ごとにボーナスポイントがもらえます。
電子マネーWAONは200円利用ごとに1 WAON POINTが貯まりますが、それとは別で500円単位で毎月1 WAON POINTが付与されます。
月1,000円利用とすると7 WAON POINTを得られる計算です。ポイント還元率0.2%アップです。
また、電子マネーWAONは、クレジットカードのイオンカードセレクトのみオートチャージでポイントが貯まります。オートチャージで200円ごとに1 WAON POINTが貯まりますのでボーナスポイントと合わせれば、1,000円で12ポイント貯まります。ポイント還元率の合計は1.2%になります。
このルートがイオンでポイントを最大化する支払い方法でしょう。
ボーナスポイントをお得にもらう為に、イオンカードセレクトは必須のクレジットカードです。
イオンカード公式サイトはこちらから。
公式サイトへ
・イオンカードの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | ときめきポイント |
ポイント還元率 | 0.5%(200円=1ポイント) |
その他注目のポイント | イオン系列の店舗でポイント2倍・1%還元 |
7.年会費無料になる利用額の基準は高いけれどポイント還元率が最大級のカード

引用:http://www.san-inshinpan.co.jp/contents/card/kitarou.html
普通に年会費を払ってクレジットカードを保持していると、ポイント還元を下回って損してしまうクレジットカードがあります。
ただ、その中で、ハードルは高いものの、年会費無料にするだけの利用額があれば還元率が業界最高水準になるクレジットカードがあります。
それが、
- リーダーズカード
- ゲゲゲの鬼太郎カード
です。
リーダーズカード
1つ目の「リーダーズカード」は、今は廃止されてしまった伝説のクレジットカード「漢方スタイルクラブカード」の自動移行カードです。ポイント還元率は1.25%と最大級の還元率です(同率の還元率でREXカードが存在します)。
通常の年会費は2,500円(税抜)です。初年度は無料で年間30万の利用で翌年の年会費が無料になります。メインカードとして年間30万円を使わなければポイント還元率1.25%も吹き飛ぶ年会費負担があります。
Reader’s Card(リーダーズカード)公式サイトはこちらからご覧下さい。
公式サイトへ
ゲゲゲの鬼太郎カード
2つ目の「ゲゲゲの鬼太郎カード」は、山陰信販が発行するゲゲゲの鬼太郎がデザインされたクレジットカードです。
このカードのボーナスポイントは「誕生日月以外の11ヶ月の利用額によって誕生日月の割引率が決まる」という特殊なクレジットカードです。通常はポイント還元率が0.5%なのですが、最大の割引率まで到達すれば5%割引になります。(誕生日月の1ヶ月間に大きな買い物をすると決めた上で)割引率が最大になる30万円を11ヶ月で利用すれば、還元率計算では非常に大きなものになるでしょう。
ゲゲゲの鬼太郎カード公式サイトはこちらから。
公式サイトへ
利用累計金額(誕生日を除く11ヶ月) | 誕生日割引率 |
---|---|
10万円未満 | 割引率1.0% |
10万円以上30万円未満 | 割引率3.0% |
30万円以上 | 割引率5.0% |
8.年に1回使えば年会費無料になる「サブカード」候補
サブカードとして保持しておくとお得なのは、「交通系」クレジットカードです。
普段、何気なく使っている「定期券・Suica」や「車のガソリン」。
普段の生活で使うメインカードとして利用するには「お得になる店舗が限定されていて物足りない」けれど、特定の利用方法でポイントが貯まる・割引が受けられるカードがこちらです。
- JR東日本の定期券購入なら「ビックカメラSuicaカード」
- ガソリンカードなら「ENEOSカード S」
ビックカメラSuicaカード
JR東日本の定期券購入でポイントが貯まるのはJR東日本が発行する「view」系のクレジットカードです。定期券購入のポイント還元率は1.5%と、定期券購入は額が大きい買い物だけに、1.5%のポイント還元は嬉しいボーナスです。
その「view」系のクレジットカードは年会費がかかるカードがほとんどです。利用額に応じて翌年無料になるカードもありますが、ビックカメラSuicaカードは額の大きさに関係なく1度でも利用すれば年会費無料になります。つまり、定期券購入を毎年繰り返せば年会費はかかりません。さらに、ビックカメラでの買い物はポイント還元率が10%のカードです。サブカードとしての資質を備えたカードです。
ビックカメラSuicaカード公式サイトはこちらから。
公式サイトを確認する
ENEOSカードS
次に、ガソリンを入れるとお得になるクレジットカードはいくつかありますが、年会費のかかるカードが多いです。その中で「ENEOSカードS」は年会費が初年度無料で1度でも利用すれば翌年も年会費無料になります。ガソリンが常にリッターあたり2円引きになりますので、ガソリン価格が高騰していく中では使い勝手のいいカードです。
ENEOSカードS公式サイトはこちらから。
公式サイトへ
9.気になる共通ポイントのボーナス「Pontaポイント」はボーナスランクなし
これまでご紹介したカードはいかがでしたでしょうか。
「セブンイレブンの利用をファミリーマートの利用に変えて集中させる」だけでも、Tポイントの還元率は3倍まで上げることができます。普段の生活を見直して、カードも見直してみましょう。
また、Pontaポイントには現在ポイントランクを確認できませんでした。特定商品購入によるボーナスポイントはありますが、利用金額に応じたボーナスポイントは付与していません。
みなさん、「この額までは使う」と決めたカードは、必死で鍛え抜きましょう。
自分に合ったクレジットカード探しに
「クレカ診断」
いかがでしたでしょうか?
ライフスタイルに合わせたクレジットカード選びがお得に生活をするポイントになります。
クレジットカードを利用すると日々のお得に気づきます。クレジットカードを利用することで様々な家計簿アプリで自動に出費管理がしやすくなりますので、「使いすぎがこわい」という人には返って日々の出費チェックもしやすくなります。何も考えずに現金を使っていたことを後悔することもあります。出費をしっかりと管理すればクレジットカードは強い味方です。
ただ、クレジットカードは発行会社が無数にあり、どれが自分に最適か調べるのも困難です。情報は日々更新され、新しいクレジットカードも毎年発行されています。
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